隣の家にWiFiを飛ばしたいを実現した方法(WiFiの中継)
1つのインターネット回線で、隣の家や敷地内の他の建物でもWiFiを使えるようにした方法のご紹介です。
今回、2軒分ほど先、つまり隣の隣の家までWiFi網を拡張する必要があったのでやってみました。それも、
コストを最小限で!!
↑ここ重要
結論を言いますと、NECのWiFiルーター Aterm WG2600HP4を2台使ってWiFi中継が成功しました。
価格も1台1万円ほど!
ネット2回線引くことを考えるとリーズナブルですよね~
※注意! このモデルはAmazonでは売ってません!! Amazonで検索すると似た型番で「PA-WG2600HM4」が出てきますが、これは別物です。これは今回のメイン機能であるメッシュ中継機能が付いてない地雷モデルなので注意してください!
ちなみに、今回ご紹介する方法と同様のことができる機種は以下6+4モデルです。
通常型番 | Amazon型番 |
WiFi 6E(11ax)対応 | |
WX11000T12 | AM-AX11000T12 |
WX7800T8 | AM-AX7800T8 |
WiFi 6(11ax)対応 | |
WX5400HP | AM-AX5400HP |
WX4200D5 | AM-AX4200D5 |
WiFi 5(11ac)対応 | |
WG2600HP4 | なし |
WG1200HP4 | なし |
さて、本題に入りましてWG2600HP4選定の理由は
- コスパ良い
- 通信安定について口コミが良い
- メッシュ中継機能がある
です。
メッシュ中継機能というのは、複数のWiFiルーターを使って簡単に電波の範囲を広げられる機能です。
↓今回の物理的な配置はこんな感じです。
これで隣の家はおろか2軒分の敷地内の建物すべてをカバーできるWiFi網ができました。
電波強度はすべての場所でほぼ3本、端の方は2本になるところもありますが速度はそう落ちることもありませんでした。
大元回線=下り20.92Mbps
親機の真横=下り20.84Mbps
中継機の真横=下り20.88Mbps
親機の電波強度は中継機の位置で1~2本と弱くなっていますが、それを中継機がしっかり増幅してくれてます。
ポイントはそれぞれのWiFiルーター AtermWG2600HP4を2階の窓際に置いたことです。
試しに中継機を窓際から2mほど部屋の奥に入れてみました。すると通信速度の低下が見られました。
中継機の真横=下り20.88Mbps → 15.12Mbps
これは28%程度の低下です。
一番心配していたのが、 2台のWiFiルーター間に2階建ての建物が障害物としてあったことでした。しかしこれは問題ありませんでした。
今回初めてメッシュ中継を使ってみましたが、
なーーーっかなかいいですね!
というのも、従来の中継方式だと
↓親機からの接続が切れてからじゃないと子機に接続ができませんでした。
それが困るんですよね、、電波が弱い親機にしがみついて低速で通信しようとしてしまうのです。
公衆WiFiのイライラ感にも似たあれ。。
それがこのメッシュ中継だと
電波が強い方にすぐに乗り換えてくれる!
↓こんな感じに
実際スマホに表示されているSSIDは親機のものだけです。
だからパスワードも親機のパスワードのみを使用します。
まるで
電波が強力になったWiFiルーター1台を使っているような感覚
です。
びっくりしたのは親機と中継機の接続の簡単なこと!
↓このSETボタンをそれぞれ長押しするだけで終わりです。
あ、今回はルーターはプロバイダから支給されているものを使ってますので、親機はブリッジとしています。なので、後ろの切り替えスイッチを、
親機=BR
中継機=CNV
としてます。
↓ちなみにこのルーターの主な仕様はこちら
型式 | NEC AtermWG2600HP4 |
無線LAN | IEEE802.11ac(WiFi5対応) 11ac/n/a(5GHz帯) 11n/g/b(2.4GHz帯) 同時利用タイプ |
通信速度規格値 | 5GHz帯 1733Mbps 2.4GHz帯 800Mbps 有線LAN 1000Mbps |
通信速度実効値 | 無線LAN 約1048Mbps 有線LAN 約930Mbps |
外形寸法 | 幅38×奥行129.5×高さ170mm |
消費電力 | 最大13.5W |
これでめでたくネット1回線で隣の家までWiFiを飛ばしてインターネットを使えるようになりました。
ちなみにいままではBuffaloの3LDK対応ルーターを使っていましたが、それよりも電波が1本多く立つ印象でした。さすが安定通信で定評のあるNECだなという実感がありました。
久々にいい買い物をしましたよ!